巨大隕石が地球に落下する。地球滅亡まで、あと10 日。生きがいのない日々を送っていたサラリーマンの仁科真澄(瀬戸利樹)は、残された時間を静かに過ごそうと、母校の大学図書館を訪れる。そこで偶然再会したのは、かつて自分を深く傷つけた「昔の男」・日下部律(中田圭祐)だった…。大学時代、ミニコミ誌を制作する地味な出版サークルに所属していた真澄は、秋の新歓シーズンに偶然通りがかった爽やかでモテそうなイケメン・律と出会う。自分の書いた特集記事について褒めたことをきっかけに、真澄は律を出版サークルに誘うことに。しかし性に奔放な律はさまざまなサークルに入っては浮名を流し、コミュニティを荒らしてきた男であることが発覚する。それでも魅力的な律に惹かれ始めていた真澄。そんな気持ちを見透かした律は真澄を翻弄し続け―。