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    ミステリと言う勿れ整は天達春生(鈴木浩介)に招かれ参加したミステリー会が行われている山荘で、かつて美吉喜和(水川あさみ)がストーカーに殺害されたという事実を知る。喜和だけでなく、ストーカーも暖炉にくべられた夾竹桃(きょうちくとう)の毒性の煙で死んでいる。最近、都内でもストーカーによる連続殺人が発生していると言う風呂光に、整は山荘に来る前、天達から「参加者の中に一人だけ嘘をつく人物がいるので見ていて欲しい」と頼まれたことを話す。すると、風呂光は天達から逆に「嘘をつかない人を見ていて欲しい」と言われたと言うではないか。整と風呂光は喜和の事件に何か裏があるのではないかと考え始める。
    翌朝、目覚めた参加者たちは雪かきをする。整が天達に、喜和の事件に関して尋ねると、天達は第三者の進入の形跡はなかったが、ずっと事件について違和感があったと答えた。そして天達は整に、「とにかく会の状況を先入観なしに見て欲しい」と頼む。そんな時、風呂光は夾竹桃の枝が数本折れている事に気づいた。
    雪かきを終え、整と風呂光がガレージで道具を片付けていると停電が発生し、電動シャッターが開かなくなり閉じ込められてしまう。整は橘高勝(佐々木蔵之介)がガレージに張ったテントの中から懐中電灯を持ち出す。整たちは山荘につながるドアを天達に開けてもらい解放される。停電の原因は送電線が雪の重みで切れてしまったためだった。復旧は夕方までかかりそうとのことでとりあえず昼飯を食べることになり、整はカレー作りを頼まれてしまう。参加者を観察する整は、ある事に気がついた。